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巾木

巾木って何のためにあるのか知ってますか?

デザイン住宅とかには巾木レスの部屋とかあったりしますがちゃんと役目があるんです。あまり目だたない脇役的な存在の巾木にもちゃんと意味があります。

結論から先に言うと壁と床にできる隙間を隠して見た目をきれいにする役目があるのと、掃除機を使用するときにぶつけてクロスのキズや汚れを防ぐ役割があります。

雑巾摺りと同じ役目ですね!!

昔は雑巾がけが主流でしたが家の作りや掃除方法の変化から、雑巾がけ~掃除機に変わってきたので昨今の住宅では巾木が良く使われているんですね。

巾木の種類

主に木の巾木とソフト巾木(ビニール製)の2種類あります。樹脂材やタイルで仕上げたりする場合もありますが今回は省きます

木巾木

床がフローリングだったりするときには木巾木にしている家が多いいです。

無垢材や塗装仕上げの巾木もありますが単価やメンテナンスなどを考えると主流は化粧シートを張ったMDF(中密度繊維板)の巾木が多く使われています。

化粧シート仕上げのMDF巾木はデザインやカラーの選択が豊富です。

ソフト巾木

床がクッションフロアーなどのビニール素材のときによく選ばれ、水回り(洗面所、トイレ)だけソフト巾木にしている家もあります。

柔らかい素材なので自由度が高く曲線の壁などにも簡単に施工できます。

ソフト巾木はわりと安価でDIYなどされる方ならご自身でも簡単に施工ができ、こちらもデザインやカラーは豊富ですので部屋の雰囲気にあわせてアレンジが楽しめます。

耐久性

  1. ソフト巾木はビニールなので水や油汚れにはもちろん強いですが熱にはあまり強くなく縮んだりします。
  2. 化粧シートタイプのMDFの巾木はソフト巾木には劣りますがある程度の水や油汚れは耐えれます
  3. 塗装仕上げの巾木は塗膜の状態次第で水や油は弾き耐えれると思います
  4. 無垢材は汚れや傷がつきやすく巾木としての耐久性は無いと思います

質感や高級感などを加味するとやはり化粧シートタイプの巾木が主流なのがわかります。

メンテナンス

巾木のメンテナンスは共通で定期的にたまったホコリをとってあげるのと水を固く絞ったタオルなどで拭いてあげるといいです!!

キッチンの巾木はこまめに掃除してあげないと油とホコリで固まって後々大変になるので気をつけてください。

ぶつけたり擦れたりしてできた汚れなどが落ちなければメラニンスポンジなどで擦ってあげると綺麗になります。

巾木レス

建て売り住宅ではあまりなく注文住宅などで見かけることが多いいです。

巾木レスのタイプは見た目はスッキリとしていてデザイン重視には良いですが傷や汚れのリスクにさらされます。

巾木なくしてコストは下がる気がしますが大工さんの施工か大変になります。

なぜかと言うと巾木で隠れないのですから隙間なくぴっちりと施工しなくてはいけないので精度が問われます!!

隙間も許容範囲があると思いますが大きな隙間をコーキングで処理しているのをたまに見かけますがみっともないです!!

なので建て売り住宅で予算も後期もないような現場ではあまりないのだと思います。

まとめ

巾木は主に木巾木、ソフト巾木とあり施工箇所や環境によって一長一短はありますが使い分けて使用します。

部屋、建物のデザイン、イメージに合わせて色や柄高さ等をチョイスでき、ときには巾木を無くしてスッキリとしたオシャレな空間を作る事もあります。

ホコリがたまるというデメリットはありますが壁と床の隙間を隠したり生活していく中で傷や汚れから壁を守る役割があります。

家の中ではあまり目立たない巾木ですがちゃんと壁を守ってくれているのでした!!

巾木がなかったらメンテナンス費用が増すと思います。

ですのでたまに気にかけてあげて巾木の上に積もったホコリを払ってあげてくださいm(__)m